少し前、巷で話題のシン・ウルトラマンを観てきた。
特に私はウルトラマンに詳しくないが、流行っているのはチェックしたいと思い映画館に足を運んだ。

シン・ゴジラもそうであったが、もし現在怪獣が現れた際、人間はどう対処するのか？
というのを軸にして物語が展開していく。

本当にこの手法でよかったのだろうか？

ゴジラは元来そういう構図が出来上がっていた。

ゴジラは正義のヒーローでもなく悪役でもなかったからだ。

しかし、ウルトラマンは正義のヒーローとしての側面が非常に大きい。

現代において、本当の正義とは？本当に悪いというのは？
そういうテーマを持たすことに理解が持てるが、ウルトラマンにそれを求めているのはいかがだろうか？
勧善懲悪をストーリーに落とし込むのがそんなに悪いのだろうか。

本来ウルトラマンは光の戦士であり、勧善懲悪が基本的なスタイルのはずである。
中には社会性を持つストーリーもあるが、それは基本的に大人でも楽しめるいわゆるエンターテイメントの側面をもつ。

確かに映画内には思わずクスリとするシーンや初代ウルトラマンのオマージュ的なセリフはちりばめてあった。

また、作戦会議のくだりは少しくどいように思えた。
シン・ゴジラで成功を収めたからといって安易に表現したと思われても仕方ないのではないか。

クオリティはたしかに高かったと思うが、私からみればめちゃくちゃお金かけた自己満足映画という印象を受けた。

まぁ私はウルトラマンのことはあまり知らないのですが。。。