エンジニアブログ
エンジニアブログ
2024.03.04
ブログ
パルワールドのサーバー構築
最近話題のゲーム、パルワールドのサーバーを構築した話です。
この手のゲームをマルチでやる場合、通常、誰かがホストになってゲーム内でローカルサーバーを
立てる必要があります。
そのサーバーに入ってみんな遊ぶんですが、ホストがログアウトするとサーバーは閉じられます。
ホストがいないとゲームを進められないのは公平さに欠けるので、専用のサーバーを立てようと
思った次第です。
専用サーバーの立て方を調べると、真っ先に出てくるのがレンタルサーバーを借りるという方法です。
そのレンタルサーバーを稼働しっぱなしにしていつでも誰でもログインできるようにするというものです。
ただ、このパルワールドは要求メモリが高くて、最低でも16GB必要です。
16GB以上のレンタルサーバーとなると、月1万円ぐらい取られます。
すぐ飽きる可能性もあるので、できるだけ出費は抑えたいです。
そこで、自前のサーバーを立てるということを考えました。
ちょうどほとんど使っていないノートPCがあったので、それをサーバー用のPCとしました。
まず、ノートPCにUbuntu ServerというOSを入れました。
サーバーに特化したOSらしく、GUIは無いです。メモリ消費が抑えられます。
その次は、パルワードのサーバー用のプログラムがあるのでこれをインストールしました。
それで、サーバー自体は簡単に立てられたのですが、ここからが少し大変でした。
作ったサーバーを、外部に公開する必要があります。
これには、ポート開放をして自宅PCに外部の人たちがアクセスできるようにする必要があります。
問題となったのが、僕のネット環境はアパートの共用回線を使っているものなので、
ポート開放ができないということです。
諦めかけていたんですけどいろいろ調べてみると、ポートフォワーディングということをすれば、
ポート開放っぽいことができるということが分かりました。
どういうものかと言うと、どこかのサーバーを借りて、そのサーバーと自宅PCをトンネル化することで、
外部の人たちはそのどこかのサーバーを介して僕のPCにアクセスできるようになるというものです。
結局サーバーをレンタルすることになりますが、仲介用のサーバーなのでメモリは大して必要とせず、
安いもので十分です(月500円ぐらい)。
結構時間がかかりましたがなんとかうまく行きました。
ただこのゲーム、メモリ消費が激しくて、サーバーを起動しっぱなしにしていると1日くらいで
16GBのメモリが食いつくされます。ゲームの進行状況に依りますが。
時間経過等でサーバーを自動で再起動するようにした方が良さそうなどと考えています。
ゲームの中でも外でもインフラ整備を整えるゲームになってます。