エンジニアブログ

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物の本質について

最近の業務で運良く未来の技術に携わる機会が増えてきた。
未来の技術なので私達のチームはもちろん、
依頼するメーカー側も手探りで対応している。

 

とても不安定な状態だが、とても学びが多い。

 

昔の言葉で「歴史に学ぶ」という言葉がある、
未来は連続する今の蓄積により作られ過去の実績が歴史として残っている。
そんな歴史の人達から未来を学ぼうと一冊の本を読み始めた。

 

タイトルにしている「物の本質について」という本である。

 

今なら当たり前だが「原子」が我々はもちろん、物を構成しているのは知っている。
だが、驚くべきことにこの本は2000年前に「原子」が物を構成していることを書いてあるのである。
顕微鏡などないであろう時代に、火や水や風や土などの魔術的な物ではなく「原子」と書いてある。

 

書かれた時代はとても宗教の力が強く、神を中心にすべてを考えられていた。
地球は平らで、太陽も月も地球の中心に廻っている。
そんな時代に実験器具などもなく、全て思考の中で突き詰めていったのである。

 

もちろん科学雑誌のように正確な裏付けはないし、
時代背景から神様に対して敬意を払ったような詩的な言い回しだったり
とても読むのに苦労する箇所も多数ありとてもカロリーが高い。

 

そのため、ゆっくりとではあるがすこしづつ読んでいる。
ものづくりの端くれとして、未来の技術を妄想する者として、
いろいろと学ばさせてもらっている。