エンジニアブログ
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2026.05.19
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前座の目
最近、落語を題材にした漫画を読んでいて、
高座に上がるまでの時間に、仕事にも通じるものがあると感じました。
高座に上がる前に、掃除をする。
着物をたたむ。
師匠や先輩の姿を見て、声の出し方や間の取り方を覚える。
まだ何者でもない時間。
でも、何者かになるために必要な時間。
仕事にも、そういう時間があると思います。
分からないから聞く。
間違えたら直す。
同じことを、何度も確認する。
そのたびに、少し恥ずかしくなる。
自分だけが足りていないような気持ちになる。
でも、あとになって気づくことがあります。
あのとき聞いたこと。
直してもらったこと。
何度も確認したこと。
そういう小さな積み重ねが、
少しずつ自分の目を育ててくれていたのだと。
昨日は通り過ぎていた違和感に、
今日は立ち止まれるようになる。
仕事に慣れてくると、
早く進められるようになります。
それはきっと、成長です。
でも同時に、
「分かったつもり」も増えていく。
だからこそ、慣れても、急いでも、
前座の目を忘れずにいたいと思います。
まだ知らないことがある。
まだ聞くべきことがある。
まだ確かめる余地がある。
そう思えることは、
未熟さではなく、前に進むための姿勢なのかもしれません。
目の前の仕事にも、
きっと、今の自分を育ててくれる時間がある。
その時間を、雑にしない。
前座の目で、
これからも一つひとつに向き合っていきたいです。

