エンジニアブログ

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夏の思い出

自粛で外に出られないせいか、暑いのに食欲旺盛になってしまった。

夏の食べ物といえば、スイカ、かき氷、そうめん……選り取り見取りだ。

そんな中、今年冷やし中華の新発見をした。

 

あなたは冷やし中華にマヨネーズをかけるだろうか?

これには地域差があるらしい。

愛知はかけるが、私の地元福岡はかけない。店頭の冷やし中華にマヨネーズなど付いてない。かけないのが常識だった。

かける派の友人に問うと、

「え? 逆に、かけないの?」

美味しいよーと実食を勧められてしまった。

 

『常識とは18歳までに身に着けた偏見のコレクションのことをいう』とアインシュタインは言った。

偉人に倣ってここはひとつ食べてみるか、とコンビニで冷やし中華を買ってきた。

当然のような顔で付いているマヨネーズ。麺の上に落ちていくマヨネーズ。つゆと混ざっていくマヨネーズ。

これが異文化交流か、と思う。

仕方ない。意を決して一口。

 

なんとおいしいのだろうか!

つゆのとがった味をマヨネーズがまろやかにして、素晴らしいハーモニーを奏でている!

新しい扉を開いた気分だった。

私はこの発見を伝えるべく、衝動のまま実家に電話をした。

電話に出た母に、冷やし中華マヨネーズの美味しさを熱弁する。

「ええ? かけんよ」

説明しても、その味を理解しては貰えなかった。

しかも、久しぶりの電話で用件それだけ?!と怒られる始末。

いつか帰ったら実食させよう、と心に決めた夏だった。

 

8月が過ぎ、そろそろ暑さも和らぐころだ。秋のお取り寄せグルメを心待ちにしながら、今日もおうち時間を楽しんでいる。