スマートなカッコいいやり方でなくてもやってみるのが大切なんだな、というのを最近すごく感じています。

少し前にExcelでマクロを使ったチェックツールを作りました。
それを今、他のメンバーにも使ってもらっていてチーム全体の業務品質向上に役立てています。…役立っている、そう思ってます。
今でこそ条件分岐も整って処理速度も上がって誤動作も減りましたが、
一番初めは配列も関数も無い「セルA1とB1を比較して～」レベルの力業で動かすマクロでした。
改めて出来上がったものを見ると、自分自身よくイチから作れたなあと思います。

Ｚ世代はコスパやタイパを強く求める風潮があって、
何でもネットや動画で”正解”を目にしているので失敗をしたくない思いが強い、という話を聞きました。
私も出来る事ならスマートなカッコいいやり方で効率的に”正解”にたどり着きたい気持ちはあります。
ただ失敗をしたくないせいでいつまでたってもスタート地点から動けない…ということもこれまで経験して分かってきました。

マクロを組んだ時は不格好でもいいからまずはやりたい動きになるものを目指しました。
一度形が出来てみると「こうした方がいいかも」というアイデアが出てきて、そこからどんどん良くなっていきました。
最初からカッコいい”正解”を目指していたら、いつまでたっても完成しなかったような気がします。

仕事の上では効率やコストが求められてくるのでそう言っていられないところもありますが、
経験したことのない何か新しいことに取り組むなら泥臭くてもまず手を動かして、
その上でどんどんレベルアップさせていった方が結果的にコスパ/タイパにも優れたものになる。改めてそう感じた次第です。